Favorite songs of mine from Ireland, Scotland, … and Japan

気がついたらアイルランドとスコットランドの曲にはまっていた日本人が気が向いたときに歌詞と訳を載せています

TITLE: Aura Lea(オーラ・リー)
AUTHOR: William W. Fosdick/George R. Poulton(ウィリアム・W・フォズディック/ジョージ・R・ポールトン)
PERFORMER: Tom Roush(トム・ルーシュ)


うちの石油ストーブは、連続2時間運転で軽快な警告音が流れます。電子音の『ラブ・ミー・テンダー(Love Me Tender)』です。これが流れると、「運転延長」のボタンを押さないと止まってしまうのです。

エルビス・プレスリー(Elvis Presley: 1935-1977)やリンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt: 1946-)でおなじみのこの『ラブ・ミー・テンダー』の元歌ともいえるのが、Aura LeaやAura Leeとも綴られる『オーラ・リー』です。

この曲にはブラックバード(blackbird)という鳥がでてきます。同じブラックバードなのに、ヨーロッパではツグミの仲間で、アメリカではスズメの仲間だそうです。

しかも、黒かと思えば、黒というわけでもなく、鳥愛好家が世界各地に数多くいるのも納得です。


When the blackbird in the spring
On the willow tree
Sat and rocked, I heard him sing
Singing Aura Lea

Aura Lea, Aura Lea
Maid with golden hair
Sunshine came along with thee
And swallows in the air

In thy blush the rose was born
Music when you spake
Through thine azure eye the morn
Sparkling seemed to break

Aura Lea, Aura Lea
Birds of crimson wing
Never song have sung to me
As in that sweet spring

Aura Lea, the bird may flee
The willow’s golden hair
Swing through winter fitfully
On the stormy air

Yet if thy blue eyes I see
Gloom will soon depart
For to me, sweet Aura Lea
Is sunshine through the heart.

When the mistletoe was green
Midst the winter’s snows
Sunshine in thy face was seen
Kissing lips of rose

Aura Lea, Aura Lea
Take my golden ring
Love and light return with thee
And swallows with the spring


ムクドリモドキが
春の柳の木にとまり
腰かけゆらゆら揺られながら
聞こえる歌声オーラ・リー

オーラ・リー、オーラ・リー
黄金色の髪の乙女
日差しと共に現れて
ツバメが空を飛ぶ

顔を赤らめバラが生まれ
しゃべる言葉は音を紡ぐ
あした透き通る青い目から
まばゆい光があふれ出る

オーラ・リー、オーラ・リー
真紅の羽を羽ばたかせ
こんな素敵な春でないと
歌は歌ってもらえない

オーラ・リー、飛び立つ鳥よ
黄金の髪はヤナギのように
揺れる姿は冬に吹く
嵐のときの突風のよう

でも青い目を見せてくれれば
薄暗さも消えてなくなり
いとしのオーラ・リーは
心を射抜く日の光

冬の雪にヤドリギが
青々した顔を見せると
陽に照らされる顔には
バラにキスする唇が映る

オーラ・リー、オーラ・リー
金の指輪と交換に
欲しいものは愛の光
ツバメが春と共に舞う


◆ トム・ルーシュ


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